■ INFORMATION
資金管理フロー  資金管理は、現金・小切手・手形等の換金性の高い資産を取り扱うため、不正につながる可能性が業務管理の中で最も高いといえますので、不正の未然防止の観点から十分な管理体制の整備が必要になります。  資金管理制度を『資金調達・出納管理・資金繰り管理』に区分した場合、以下のような流れになります。 @資金調達 資金計画の作成 資金計画に基づき、不動産担保ローン 銀行借入・資本増資等により資金の調達(調達額に応じ必要な場合は取締役会決議を得る) A出納管理 収納金を、支払いには充当せず銀行預入 育毛 責任者の承認印がある請求書に対する支出 金銭出納帳への記帳 小切手・手形帳の受払記録の作成 金種表と金銭出納帳との定期的な照合 銀行勘定帳と銀行残高証明との月末照合と銀行勘定調整表の作成 B資金繰り管理 資金繰り計画と実績とのFX 差異分析 売上債権・買入債務・棚卸資産の各回転期間正常性チェック 利益計画・資金計画との整合性・実行性チェック 経営会議(取締役会)の会議書類として、資金繰り状況の報告 資金管理ポイント  ■資金調達 常日頃からの金融機関との良好な関係の維持・継続 自社の状況の把握(必要資金は長期的か短期的か、担保の有無、返済期間、返済可能額等) 増資による資金調達の場合には、関連法令の規制や株主構成・売出価格(株価)等に大きく影響をおよぼすので、慎重な検討が必要  ■出納管理 不正を未然に防ぐため、帳票書類等の作成者と現金の収納・支出担当者を分け、内部牽制が機能する組織・フローの構築 支払いは、支払依頼部署の責任者の承認印があるものに対してのみ行い、また二重支払い防止の為支払済印の押印も必要 現金残高の確認は出納担当者の日々の確認とは別に、出納担当者以外の責任者による定期的な確認の実施 有価証券による資金運用を行う場合は、『有価証券管理規程』を作成し、決裁権限手続きを明確し、その報告が役員等にタイムリーに行なわれるシステムの構築 小切手の振り出しは、横線小切手に限定(横線手形とは、紛失・盗難に備え不正による所持人が、支払いを受けられないよう、または支払を受けた者が調べられるようにしたものをいう)  ■資金繰り管理 異常な資金の移動有無の監視 滞留債権・棚卸資産等の増加による手元資金悪化の有無の監視 資金繰り計画と利益計画との整合性の確保 効率的資金運用が可能となる体制の構築